この記事のテーマ(ポイント)
- 「お酒・アルコール」と「健康への影響」を学び、健康にも気を付けて楽しく飲もう!


2.アルコール・酒が及ぼす健康への悪影響!
3.アルコール依存症の恐怖!
4.上手なお酒との付き合い方
といったポイントを再確認し、人生で長く・楽しくお酒と付き合っていく方法を考えてみましょう!
目次
「お酒」とは?(原材料や製法など)
<👨おっさんのつぶやき>
・「お酒って飲むばっかりで、どうやって作ってるのか知らないな、、」
「お酒」と人類は古くからの付き合いであり、紀元前8,500年前の古代メソポタミアでもお酒が造られていたという記録があるそうです。
そもそも、お酒とはどういうものなのでしょうか。
「お酒」の作り方は3パターンある!
「お酒」は、米や麦などの植物を「発酵」させて抽出した「(飲める)アルコール」というのがざっくりとした説明となります。
「発酵って何なの??」かというと、微生物(乳酸菌、酵母など)の働きで植物の糖分やたんぱく質を分解して、アルコールを抽出したり形状を変えることを言います。
「腐敗(腐る)」との明確な区別は難しいのですが、おおまかに「発酵=食べられる(有益)」で「腐敗=食べられない(害)」と考えられます。
お酒には、いろんな種類がありますが、製造方法によって、主に以下の3パターンに分類されます。
アルコールには「飲める OR 飲んだらダメ(毒)」がある
人間が飲む「お酒」に入っているアルコールは、「エチルアルコール(=エタノール)」という種類になります。
アルコールならどれも飲めるわけではなく、「メチルアルコール(=メタノール)」は、燃料などに使われるアルコールであり、毒(劇物)に指定されており飲んではならないものになります。
アルコール・酒が及ぼす健康への悪影響!
<👨おっさんのつぶやき>
・「お酒が身体に良く無いことは分かってるんだけど、飲んじゃうんだよねえ。。。」
「お酒(アルコール)」を飲みすぎたら身体に悪いということは、何となく誰でも分かることですが、具体的にどんな悪影響があるのか確認してみましょう。
ネガティブな情報を避けてしまうのは自然なことではありますが、体を壊してから後悔をしないように、「ちょっとお酒を減らそうかな」と思うきっかけになるかもしれないのでぜひ見ておいてください。
お酒・アルコールで体にどんな害がある?
いろんなものが考えられますが、主な健康への悪影響としては、以下のようなものがあります。
より詳しく確認されたい方は、以下の厚生労働省ホームページが分かりやすいので、あわせてご確認ください。
☆リンク:厚生労働省ホームページ「アルコールによる健康障害」
✅急性アルコール中毒
⇒アルコール耐性がまだ弱い若者や、もともとお酒に弱い体質の人が過剰摂取することで中毒となり、嘔吐や呼吸困難などを起こし、時には死に至ります。
✅口内衛生に悪い
⇒継続的に多量な飲酒する習慣がある人は、口内が不健康となり、虫歯や歯周病、口臭などを引き起こすことにもつながります。
✅内臓疾患になる
⇒肝臓病・膵臓病になったり、胃や腸の状態も悪くなる可能性が高まります。
✅生活習慣病につながる
⇒高血圧・高脂血症・糖尿病やメタボ体型になったりといった生活習慣病に発展してしまう恐れがあります。
✅痛風になる
⇒痛風は「高尿酸血症」により生ずる関節炎が原因であり、飲酒によって尿酸値が高まった結果として引き起こされることがあります。
✅ガンにかかる
⇒アルコール自体に発ガン性があると言われており、継続的に飲酒をしている人はガンにかかる確率が高くなるという調査結果も出ております。
アルコール依存症の恐怖!
<👨おっさんのつぶやき>
・「お酒は好きだけど、アルコール依存にはなりたくないよね。。」
「アルコール依存症」になってしまうと、日常生活にも支障が出てきて、仕事や家族といった自分の生活を壊してしまうことにもつながります。
「自分は依存症にまではならないから」と油断せずに、飲酒量が多く、ほぼ毎日飲むのが癖になっているような人は、改めて飲酒の習慣を見直す機会にしてください。
「アルコール依存」ってどんなもの?
アルコールは、タバコや麻薬などと同じで、依存性のある薬物の一種となります。
習慣的に飲んで耐性ができる(=お酒が強くなる)と、少量では酔わないため量が増えて習慣化し、これがいつもお酒が欲しくなって(=精神依存)、自分をコントロールできないほどの状態になると依存症となります。
手の震えや汗、不眠症、ひどくなると発作を起こすといった症状が出てきますが、怖いのはここまで至るのにゆっくりと長期間をかけていくので、自分では気づきにくいという面があります。
「このままだと、ちょっとヤバいのかな、、」と思った方は、依存症まで行かず引き返せるうちに、「週2日は飲まない日を必ず作ろう!」などのように、少しずつでも取り組みをしてみましょう。
日本人のどれくらいの人がアルコール依存なのか?
2003年に厚生労働省が行った実態調査によると、日本人の約860万人が多飲酒(※)、約440万人が依存症の疑い、約80万人が治療が必要、という結果であったそうです。
※飲酒した日は、純アルコール量(お酒の中に含まれるアルコール)を60g以上を飲む人
現代社会では仕事や人間関係でのストレスや悩みを持つ方も多く、こういったものを紛らわせるために、好きでなくとも毎日お酒飲んでしまうという人もいらっしゃいます。
以下は、日本全国で病院の精神科に診療(外来/入院)を受けた人の数であり、アルコール依存症が圧倒的に多い状況になっております。
☆出典:国立精神・神経医療研究センター「精神保健医療福祉に関する資料」に基づく
☆リンク:多彩なビールをご自宅で楽しめる【DREAM BEER】
上手なお酒との付き合い方
<👨おっさんのつぶやき>
・「会社の飲み会もあるし、お酒以外で他に楽しみもないのに飲んじゃダメなの?? ( ノД`)シクシク…」
お酒が好きではないという人は「もう、飲まない!」という選択ができるかもしれませんが、「美味しくお酒を楽しむことが生きがいだ!」という人も多いかと思います。
酒好きの人こそ、「身体を壊して全然お酒を飲めなくなってしまった。。」という寂しい人生は送りたくないですよね。
極端なことをしても長続きしなければ意味がないので、『お年寄りになってもお酒を楽しめる健康を維持しよう!』を目標に、少しずつ改善していくことが大事ですね。
以下のようなポイントに気を付けて、飲みすぎにならないよう取り組んでみましょう。
どのくらいの飲酒量を目安にしたら良いの?
どれくらいならOKなのか?は人により断言できないものですが、厚生労働省は目安として、節度ある適度な飲酒量を「1日平均で、純アルコール20g程度」としております。
20gってどれくらいなのかと言うと、以下が目安になります。
少ないと感じる人もいるでしょうが、2日に1回の休肝日を作れば、その分をプラスして、「日本酒なら、1日:2合」にしても、月や週という単位で範囲内に飲酒量が収まってればよいという考え方です。
<アルコール量20gの目安>
・ビール中瓶:1本
・日本酒:1合
・缶チューハイ:1缶
「休肝日」をつくろう!
何となく毎日ダラダラと飲んでしまわないように、「週~日は休肝日にする!」と決めてメリハリを付けましょう。
ただし、「昨日肝臓を休めたから今日はたくさん飲んでも大丈夫!」というわけではなく、結局は1ヶ月なり1週間といった期間のうちどれだけアルコール量をとったかが問題になります。
飲み始めるとたくさん飲んでしまうという人は、休肝日をうまく使って、全体の酒量を調整しましょう。
「自分のペース」で出来ることを続けるのが一番大事!
せっかく取り組み始めても、「1日:瓶ビール1本なんて無理だ!」とか「また昨日飲みすぎちゃったし、もうどうでもいいや、、」と途中で簡単にあきらめてしまうのはもったいないですね。
仮に上記の酒量目安に収まらなくても、当たり前ですが、毎日好き放題飲みまくっているよりは少しでも気を付けて過ごすほうが身体には良いはずです。
まずは、「自分で出来そうな範囲」から始めて、長く老後まで習慣として「飲みすぎないように気を付ける工夫」を継続していきましょう。
「健康」について学び、対策しよう!
<👨おっさんのつぶやき>
・「健康になるぞ!でも、何から始めたらよいのかな??」
誰しも「病気にはなりたくない」、「死ぬのは怖い」と思うのは自然なことなので、「病気」や「死」について考えること自体を後回しにしてしまう、あまり考えたこともないというケースも多いかと思います。
しかし、『好きな場所へ行き、好きなものを食べれる、健康な身体でいること』や、『自分が病気になった時に家族が困らないように準備しておく』のは、豊かで幸福な人生を送るためにも非常に大事なことです。
以下の内容は、「病気を知り・対策しておく」ことや、「健康維持のためにできること」を理解するためのヒントになるかもしれませんので、ぜひ参考にしてみてください。
✅病気を知り、事前に対策する!
誰でも避けたい話題ですが、「病気」のことを学び、理解することは人生の大きな助けになります。
「平均寿命」や「死因となることが多い病気」、「どんな治療をするのか?」、「どれくらいの医療費がかかるのか?」などをザックリとでも事前に知っておくことは、いざ病気にかかった時に慌てずに対処することにつながります。
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病気を学ぶ!(日本人の平均寿命、死因のTOP5、病気を防ぐ生活習慣)
病気を知り、その対策を事前に知っておくことは、人生を有意義に過ごすためにも非常に役立ちます。「日本人の平均寿命」、「死因のTOP5」、「入院したら医療費はいくらかかる?」といったことを改めて考える機会にしていただければと思います。
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✅食べ物から健康になろう!
人間は食べ物から栄養やエネルギーを得て、体を維持・成長させておりますので、毎日の食事による栄養が過不足だったり、不規則であれば健康には悪影響となります。
「ガン、心疾患、脳血管疾患」は日本人の死亡原因の5割以上を占めおりますが、日々の食生活に気を付けていくことが病気の予防に有効とも言われており、改めて食事を見直す機会にしてみてください。
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食事と健康の関係・影響とは?(バランスの取れた病気になりにくい食生活を!)
「食事」は私たち人間が生きていくうえで欠かせない活動であり、「健康」と「命」に直結するものですね。健康な身体を維持するための、「必要な栄養をバランスよく食べる」や「不健康になる食べ物や食べ方」に関するヒントとなる情報をご紹介いたします。
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✅運動しよう!
運動することは、「肥満にならず、生活習慣病を防ぐ」、「筋力・体力を維持して健康な動ける身体作り」、「ストレス発散で精神面にも良い効果」など様々なメリットがあります。
ただし、全く運動しない人が急に無理な方法で始めると長続きしないので、「楽しみながら長く習慣化できる運動」を心がけることが良いですね。
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運動と健康の関係(どのくらいの運動量が良い?習慣化して続けるコツ!)
「運動は身体に良い!」ということは、何となくは分かっているけれど、具体的にどんな効果があるのでしょうか。「健康維持に必要な運動量」や「運動を習慣化するコツ!」などについてご紹介いたします。
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✅良い睡眠で健康になろう!
「睡眠」は肉体の休養と疲労回復だけでなく、精神:ココロの健康にも良い効果があり、良い睡眠をとることは生活習慣病の予防にもつながると言われております。
現代社会では、「眠りが浅い」、「疲れが取れない」など、毎日の睡眠でいろいろな悩みを抱えている人も多いと聞きますので、ぜひ一度、「自分の眠りの改善」について考えてみましょう。
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質の高い眠りが健康につながる!(日本人の平均睡眠時間、良く寝るコツなど)
「睡眠」は、「身体の健康」と「精神(心)の健康」に役立つ働きがあり、私たちの人生に欠かせないものです。「私は不眠症だから。。」とあきらめずに少しでも改善する方法を考えてみましょう。
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✅健康に「害」となるもの!
「タバコ」や「お酒」は、「健康に悪いとは分かっているけれど、辞められない(辞めるつもりもない?)」という人も多数いらっしゃるかと思います。
完全に辞められないとしても、少しでも改善できる方法について検討してみることをおすすめ致します。
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タバコと健康の関係(煙草の害、電子タバコはよい?禁煙対策など)
煙草(タバコ)は健康に悪いとは分かっていながらも、長年吸い続けておりなかなかやめられないという人も多いでしょう。また、最近ではIQOSなどの電子タバコ(加熱式タバコ)も人気になってきております。タバコの害や禁煙するための取り掛かり方などについてご紹介いたします。
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✅「終活」=自分の死を考える!
『終活』とは、自分の死と向き合い、生きているうちに自分が死んだときの「葬儀」、「お墓」、「財産整理」などを準備しておくという活動になります。
万が一の時に、後悔や慌てることが無いように、事前に対策をしておくことは、老後の安心材料にもなるので考えてみましょう。
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終活とは?簡単なエンディングノート・やることリストの作り方をご紹介!
「終活」ってよく聞きますが、自分が死ぬときの準備と考えると後回しにしがちですよね。。ただ、老後を心配せずにしっかり楽しむためにも必要な作業ですので、ポイントや注意点について簡単にご紹介いたします。
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