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企画書の書き方(目次・テンプレートのひな型を作っておくのがコツ!)

2021年6月18日

この記事のテーマ(ポイント)

  • 『企画書』を、サクッと短時間に、分かりやすく書くコツをつかもう!
  • 自分流の『企画書のひな型(テンプレート)』を作る!

 

『企画書』をサクサクっと作れると仕事が楽になるんだけどなあ。。
1.『企画書』は何のために作るのか?(目的が大事)

2.『企画書』の目次とひな型=テンプレートを事前に作っておく!

3.分かりやすい『企画書』を作れるためのコツやポイント!

4.【仕事術】仕事を効率化するための仕組み・ノウハウなど

といった内容を確認して、短時間に分かりやすい『企画書』を作れるようになりましょう!

 

『企画書』は何のために作るのか?(目的が大事)

『企画書』は何のために作るのか?(目的が大事)

👨おっさんのつぶやき>

・「この企画、絶対いける!(よね??)

 

『企画書』とは、ビジネス活動などのなかで、新しいアイディアや商品、実現したいことについて、その内容とどのように実現していくかの計画までをまとめた書類というイメージです。

ただ、『企画書』自体が非常に素晴らしい内容に作れたとしても、企画の目的や説明すべき相手を間違ってしまってしまうと、採用されず上手く企画が進まないことにもつながります。

企画がうまく進まない理由は多々ありますが、主に問題となる以下の3つについては事前にチェックしてから『企画書』を書き始めることをおすすめいたします。

 

ポイント①「相手の目的(方針や戦略)と合致しているか?」

例えば、社内で会社や上司に対して『企画書』を提言する場合、そもそも彼らの目的とズレていないか?、というのは一番大事なポイントになります。

仮にすごく良い企画だとしても、会社や上司の方針と正反対の内容であれば、さすがに採用は難しくなってきます。

会社や上司の目的(=やりたいこと)を実現するためには、この企画が必要ですよ!、というストーリになっていることを前提に考えましょう。

 

ポイント②「企画の実現による効果(=メリット)は十分か?」

企画が実現したときに得られる効果(売上UP、コスト削減、など)が、「金額などの成果が少なすぎる、、」、「自分ばかり得して相手の得が少ない。。」ということだと、企画を受け入れる相手がメリットを感じずに採用されない可能性が高まります。

「この企画を実現すると、~の効果が得られます!」は企画の柱となるポイントなので、関係者が納得できる内容をしっかりと考えましょう。

 

ポイント③「今だけの短期視点でなく、中長期の目線で!」

企画自体が魅力的で面白い内容だったとしても、今だけを見た短期視点(単発)で終わってしまうものだと、根本的な課題や問題の解決につながらないこともあります。

数年単位の中長期で考えてメリットのある企画(将来への拡張性など)という観点が加わると、より採用の可能性が高まることにつながります。

 

『企画書』の目次とひな型=テンプレートを事前に作っておく!

『企画書』のひな型=テンプレートを事前に作っておく!

👨おっさんのつぶやき>

・「企画書を作るのに、いつもすごい時間かかっちゃうんだけど、何とかしたいなあ。。

 

『企画書』は、現状調査から分析、社内調整や協議、企画の立案と資料作成までと、やることがたくさんあり、毎回ゼロから企画を作っていては非効率となります。

そのため、事前に、『企画書』の「目次」と「テンプレート(フォーマット)」を作っておき、それを使いまわしするのが効率的ですね。

また、テンプレートを作る時も、「資料作りの上手い先輩や上司の資料」や「ネットに公表されている優れたテンプレ(但し、著作権に注意)」を参考にして、良いところはマネするのもおすすめです。

以下はあくまで参考となりますが、『企画書』の目次サンプルとなります。

<企画書の目次(サンプル)>

①現状分析(背景)

②コンセプト(企画の狙い)

③目的・達成目標

④企画の実行策

⑤実行体制

⑥スケジュール

⑦予算/費用

⑧まとめ(企画による効果)

 

ただ、会社や職種によって目次とすべき内容も少し異なることもあるでしょうから、「自分流」に使いやすいようにカスタマイズして作っておくことが大事です。

以下は、目次の項目を、パワーポイントなどで「1スライド=1項目」で作った場合のひな型:テンプレートのイメージとなります。

このように、あらかじめ自分用のパターンを作っておいて、それぞれの企画に合わせて追記や修正するというやり方が、情報整理や資料作成として効率的でおすすめです。

 

①現状分析(背景)

まず最初に、「なぜ、企画が必要なのか?」の現状分析、つまり「企画に至った背景」について説明する必要があります。

企画の実行が必要となっている経緯について、「何らかの課題や問題」があったり、「当社は~分野でのシェアが上昇中」などの背景にある状況を把握しておくことが重要となるためです。

※(例)「現状:課題として売上が減少企画:売上UPの施策」、「現状:50代以降の売上が上昇傾向企画:高年齢層向け商品の開発

「①現状分析」でのポイントとしては、売上実績など実際の数値を使って定量的な情報で示すことが大事です。

ここでの分析結果が甘いと、「そもそも、そんな企画が必要なの?」とか「現状分析が正しいのかあいまいなので、判断できないよ」などと却下される可能性もあるので、企画の前提となる分析は丁寧に進めていきましょう。

 

②コンセプト(企画の狙い)

次に、この『企画書』のコンセプト、つまり「企画の狙いやポイントは何なのか?」を記載しましょう。

このページは、「この企画を実行すると何が良いのか?30秒でパっと説明してください」と言われたときに、「これが企画の骨子です!」と説明できる内容にまとめておくイメージです。

現状分析の結果、✖✖✖の状況」があり、「この対策として、△△△の企画」を実行することで、「効果として、〇〇〇が得られる!」というストーリーがつながって理解できるようにしたいですね。

 

③目的、達成目標

3番目として、『企画書』の目的・達成目標になります。

簡単な目標なら「コンセプト」のページにまとめるのも良いかもしれませんが、「企画が成功した!と言える基準」として明確に記載しておいたほうが良いでしょう。

ポイントとしては、「期間や期限を明確に」すること、「今から企画実現後の将来を”FROM・TO”で比較」すること、「達成基準は数値で定量的に示す」ことに気を付けましょう。

 

④企画の実行策

4番目は、いよいよ「企画の具体的な中身の説明」になります。

業界や職種などによって企画自体の内容は様々かと思いますが、~するべきという「べき論」に終わらず、企画実現のために~と~と~を行います!という「具体的なアクションプラン」を必ず記載しましょう。

ポイントとしては、「」、「モノ」、「カネ」、&「時間」をどのようにうまく使って、効果的に企画を実現するのかを考慮した説明内容とすることが重要です。

 

⑤体制図

5番目は、企画を実行するための、体制図になります。

上記はかなりシンプルなイメージですが、実際には、「具体的な役割」や「組織や会社が違う部分は色分けや枠で囲う」など、自分流にカスタマイズしてパターンを作っておきましょう。

企業などの組織であれば、過去実績で何らかの体制図を作っているはずなので、良いものを再利用させてもらうもの良いと思います。

 

⑥スケジュール

6番目は、企画を進めるスケジュールです。

ポイントとして、「期間が短すぎる・急すぎる(実現性が低い)」や「期間が長すぎる(もっと早く成果を出せるはず)」とならないよう気をつけましょう。

また、もうひとつ注意点として、4.企画の実行策での「アクションプラン」の作り込みが甘いと、このスケジュールもあいまいなものになってしまうので、連動して考えましょう。

 

⑦予算/費用

7番目は、予算(費用)の説明となります。

何にいくら費用がかかるのかの項目と、一度支払っておしまいの「一時金」なのか、継続的に費用が必要となる「経費(利用料など)」なのかも明記しましょう。

費用の明細がかなり細かい場合には、『企画書』の本体には中項目くらいまでの記載とし、詳細な費用一覧は別紙資料として必要な時に参照するというかたちがおすすめです。

 

⑧まとめ(企画の効果)

8番目の最後に、企画のまとめを記載しましょう。

この企画を実現することによる効果・メリット(金額などの数値)」と「十分に実現性のある実行策(アクションプランなど)」を改めて整理して、この『企画書』にGO!サインを出してもらうための最後のダメ押しをしましょう。

 

☆リンク:フルタイム勤務なのに、フルリモートのお仕事のみをご紹介【ReWorks(リワークス)】

 

分かりやすい『企画書』を作れるためのコツやポイント!

分かりやすい『企画書』を作れるためのコツやポイント!

👨おっさんのつぶやき>

・「良い企画書って、パッと見て、何だかもうOKしたくなる感じなんだよね。」

 

『企画書』は、自分用の「目次」と「テンプレート」を使って、効率よくポイントを突いた資料を作るのが良いということをご紹介させていただきました。

ここでは、さらに、「企画の中身自体」について、より分かりやすくて採用されやすい内容にするための取り組み方として、以下の3つのポイントを参考にしてみてください。

 

✅企画の承認者の気持ちになって書く!

⇒あなたの企画に対して、最終的な承認=GOサインを出してくれる人の気持ちになって、『企画書』は作ることが大事です。

⇒承認者は、「何を求めているか?」や「どのようなポイント(売上UP?リスクを最小に?長期的な発展?)を気にしているか?」など、どんな内容をどのように説明してくれたらOKを出してくれそうなのか!を想定して企画を作りましょう。

 

✅実現可能な企画を立てる!

⇒「不確定要素やリスクが多すぎる」や「納期までの短期間過ぎる」、「現状では難易度が高すぎる」といった点がないように、十分に実現性がある企画を立てましょう。

⇒つまり、課題に対して、<まずはテスト利用から開始(一気に投資しない)>とか、<過去実績を再活用する(すでにうまくいったスキームがある)>などを企画の実行策に含めて、「リスクも最小化されており、実現性も高いですよ」と説明できることを目指すイメージです。

 

✅100%完成してからでなく、早い段階から何度も企画レビューを受ける!

⇒何日もかけて作った『企画書』が、周りのメンバーや意思決定者と全然認識がズレており、ボツになることは意外と多いです。

⇒そういった無駄や方針のズレが起きないように、かなり早めの段階から何度もレビューを受けるほうが、精度が高くて承認されやすい『企画書』を作れる可能性が高まるのでおすすめです。

レビューと言っても、最終レビュー以外はメンバー全員集まる必要はなく、主に上司や先輩などに軽めの相談を何度もするという感じで、以下のような流れでやると良いでしょう。

<企画書:何度もレビューの流れ>

【1】コンセプトの確認

⇒まず、ザックリしたコンセプトだけを作り、方向性やそもそもの目的がずれていないかをチェック

【2】おおまかなのストーリーを確認

⇒細かい資料や図はまだ後回しにして「目次とストーリー」だけを作り、「現状分析→コンセプト→具体的な実行策・・」の内容に、矛盾や着眼点に無理がないかなどを指摘してもらう

【3】企画書第一版のレビュー

⇒「現状分析は十分か?(データや実績の裏付け)」、「実行策は具体的か?」、「実現性に無理はないか(スケジュール、体制など)」など企画書の妥当性をチェックする

⇒レビューメンバーから「過去企画で使ったこんなデータがあるよ」とか、「~部長は、〇〇に厳しいから説明を厚くしたほうが良い」などのフィードバックを得るのもポイントです

【4】直前レビュー

⇒企画の内容自体がある程度OKとなってきたら、最終報告のまえに、「資料の見やすさ(字が小さすぎないか、細かい資料は別途資料にする、など)」や「承認者が気にしているポイントがきちんと説明できているか?」をチェック

【5】最終報告レビュー

⇒いわゆる「企画会議」のような、この企画を審議する説明会(資料やプレゼンの準備も抜けが無いように!)

 

 ☆リンク:世界最大級のオンライン学習サイト『Udemy』

 

「企画書」と「提案書」の違いって何だっけ??

「企画書」と「提案書」の違いって何だっけ??

『企画書』と『提案書』って何が違うの?というと、厳密な定義・決まりはないようですが、「企画書は社内向け」に、「提案書は社外向け」に使われるというようなケースが多いようですね。

営業部門などお客様や社外とのかかわりが多い人が作ることの多い『提案書』については、『企画書』とはちょっとポイントが異なるところもありますので、別記事で簡単にまとめてみました。

また、『企画書』や『提案書』には付き物である『プレゼンテーション』についても、効果的な準備方法やプレゼンのやり方をご紹介しておりますので、以下を宜しければ合わせてご確認ください。

分かりやすい提案書の書き方!目次とテンプレートでサクッと作るポイント!

「提案書」は仕事のうえで、取引先への説明やプレゼン用によく利用されますが、資料作成に長時間かかったり、うまく顧客に伝わらなかったりと苦労もありますよね。自分流の「目次」と「テンプレート」を事前に作っておくことで、分かりやすい「提案書」をサッと作るポイントをご紹介いたします。

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プレゼンテーションを成功に導く!5STEPでチェックするのがコツ!

ビジネスなど様々なシーンで『プレゼンテーション』は必要になりますが苦手意識を持っている人も多いです。効果的で上手い・伝わる『プレゼン』のためには、決まったポイントをきちんとチェックするのが有効ですので、コツやポイントをご紹介させていただきます。

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【仕事術】仕事を効率化するための仕組み・ノウハウ など

【仕事術】仕事を効率化するための仕組み・コツ

👨おっさんのつぶやき>

・「あぁー、終わってない仕事で頭がいっぱい。。

 

ひと昔前と比較して、業界や職種に関わらず、一人一人の業務量や考えるべきことは増えていく傾向にあるといえるでしょう。

そのような環境下で、「行き当たりばったり」で仕事をしているようでは、自分が望むような成果を出すことは難しくなってきております。

『期限や品質を守って必ず目標達成する』ためには、場当たりではなく、最小のリスク・最小の労力で効率的に成果を出すための「仕事術」や「仕組み」を作ることに注力しましょう。

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【仕事】 毎日イキイキとやりがいをもって働きたい!

👨おっさんのつぶやき>

・「満員電車での通勤、人間関係の問題、上司やお客様の厳しい要求などストレスだらけ、、」

・「仕事はイヤだけど、生活のために働かないとしかたないよね、、」

 

たいていの人は、休日を除いて週5日、毎日8時間(残業を入れたらそれ以上)を仕事に使っており、20代~60代という人生の最盛期のなかで『働く時間』の割合は非常に大きいものになります。
※仮に労働時間を「40年間×12か月×20日間×8時間」の前提に計算すると、76,800時間!

これだけの長い時間を使う仕事に対して、『あぁ、ヤダヤダ、、』と毎日過ごすより、『この仕事ができて本当に良かった!』と感じることができたらとても幸せなことですよね。

以下のページに何かヒントになる情報があるかもしれませんので、宜しければ合わせてチェックしていただきたいと思います。

イキイキと楽しく仕事したい!(仕事術、キャリア、転職、英語力)

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